梅雨入りしたと思ったら、今日は思いっきり晴れて、夕焼けのキレイだったこと。
思いっきりお洗濯しちゃいました!
ところで、今月はイヴェントもなく比較的のんびりとできる月と書きましたが、このブログを始める前に、山形へ行ってきたことを書きます。
以前から「山形に美味しいものを食べに行きましょう」と、友人のグルメご夫婦に誘われていたので、二つ返事でOK。6月中に計画を立ててもらうようにして、名づけて「山形ぐるっとグルメツアー」。山形は電車で通ったことはあったのですが、初めて降り立ちました。
まず昼食は、「グルメツアー」ですから、米沢で米沢牛。この旅はずっとこれから先も食べ続けるであるろうから、かるく、ね。ということで
米沢牛和風ステーキ御膳
友人に紹介され、米沢でも一番の老舗、風格のある「吉亭」で。
それから、イタリアつながりで知り合いになった、山形の友人の高校時代の同級生が杜氏さんをしているという、S酒造へ酒蔵見学。「判りにくい場所にあるので、近くになったらまたTEL下さい!」とのこと。カーナビが付いているから大丈夫、と安心していたものの、本当に判りにくい場所にありました。山形は、すごい勢いで新道ができているようで、カーナビが新情報にぜんぜん追いついていません。時々ぜんぜん違った方向を指示されました。とほほ。レンタカーだから仕方ないですね。ここは、冬になると一面の銀世界。6月でよかったです~。あっちだこっちだといいながら着いてみると重厚な赴きある構えのお屋敷、しかも、よーく見ると「見学御断り」と書かれた看板がぁ。ドキドキヒヤヒヤで、電話をしてみますと、とても感じもよい奥さんが出てきてくださいました。この奥様も私の友人の高校時代の同級生。
10代目を継承する若き杜氏さんは、農大出身で、かの発酵学の小泉先生から教えを請うた方。グルメ夫婦も小泉さんの講演などをよく聴きに行っているため、話が弾む。10代目っていうことは~?いつ頃から始まったお家なのですか?とか、筆者が世田谷出身で農大のそばはよく知っていたので世田谷話、そして、海外へよく行かれる杜氏とは海外話、寿司話、酒蔵見学。熱く語るその姿はイタリアのワインやオリーヴオイル製造者に通じるものがあったので、「ワインの作り手さんと気が合うんじゃ?」と質問しましたら、その通り、向こうに行くととても話が合うのだそうです。ここのお酒は日本酒界で金賞ももらっているんですよ。約450年続く家系の若き担い手、日本にもこんな人がいるんだなと改めて感心しました。いつもイタリアワインの作り手に会う機会が多いだけに、やけに感動しました。
残念ながら、時期が違っていたので仕込みは見られませんでしたが、次回はぜひ2月に来てくださいとのことでした。ん?でも、2月ってここは一面雪景色ですよね?
あまりに話が面白かったので、少し長居をし過ぎました。今夜のお宿は鶴岡の近くなんです。これが結構遠かった。山形市内で渋滞。片面1車線の高速道路、これが山形自動車道。抜きたくても抜けない!ジリジリ自動車道(私が名づけました)。旅館のお夕食に間に合うかどうかで気をもんでいる心情を、まったく知らない我々の前にはN便のトラックがきっちり80Km/hでお走りなっていましたから、これがまた気をもまされましたぁ~。でも、ナントカ間に合って。食事の前にお風呂に入りたい!食事は浴衣で取りたい!というU旦那様をナントカ説得し、ナントカ先に食事へと参りました。
食事をしながら気がついたこと。山形は、まだ春だったんです。独活やたらの芽など春の山菜がもう一度味わえました!清流の川魚が好きな私は、特にヒメ鱒のお料理が気に入りました!
お食事の後は、S酒造でいただきました日本酒をU夫婦と一緒に内緒でちびりちびり。杜氏さんが語っていらしたように、時代にあった「すっきりとした味わいのあるお酒」の意味がよくわかりました。お持ち帰りの3本を開けるのがのがすごく楽しみに。どんな食事をあわせましょうか?そこまで思わせてくれるお酒なのでした。
久しぶりに温泉というものに入って、しみじみ感じました。時々入らなきゃいけないな、と。
次の日は、霊山羽黒山、庄内イタリアン「アル・ケッチャーノ」に行きましたが、そのお話はまた明日!
A Domani!