久々の登場です。戻ってまいりました。
イタリアはそうとう暑いと聞いて覚悟して参りましたが、私が行った時期は幸いにそうでもなかったです。さすがに陽の当たるとことは痛いくらいに暑かったですが日陰は例のようにひんやりと涼しく助かりました。特にトスカーナの山の中は、空気も冷たく薄ら寒かったくらい。サッカーチーム、フィオレンティーナの合宿もこの辺で行われると聞きました。
問題は「蚊」でした。ザンザニエーレ(網戸)が無いイタリアは夜に窓を開け放すわけには行かず冷房のあるホテルは別として、今回立ち寄ったピエモンテの友人宅では、蚊攻撃に悩まされました。いつもは携帯の蚊除けを持って行くのですが、今回はなぜか忘れてしまったのです~。蚊除けスプレーもアレルギーがあってあまり使えません。
フィレンツェでは蚊に刺されず安心していました。ミラノでも。なぜか一番北のピエモンテで刺されまくりました。元来蚊に弱い私は、夜も眠れず、それだけでかなりのダメージを受けました。幸い友人がくれた薬「Fargan・ファルガン」がよく効いたので多少気休めにはなりましたが。
ファルガン、蚊に弱い人おススメです。かゆみがスーっと引きます。
ところで、今回はオリーヴオイルの生産者さんに会う仕事ではなかったので、ミラノなどに少しおりました。いつも田舎めぐりが多い私は、「イタリアの都会もいいもんだぁ」などと、のびのびした気分で街を歩いておりましたら、ミラノは都会ですが緑が多く、特に最上部にグリーンを植えている建物がとても多いことに気がつきました。
こんな感じで緑が豊富。
大げさですが、今まで気がつかなかったミラノの一面を発見したような気がして今回は、歩きながらの視線がずーっと斜め上方向を向いていた筆者です。
東京も「屋上の20%(?)以上をグリーンに!」などというスローガンを聞いて久しいですが、どのくらい実現できているのでしょうか?
まぁ、これだけエアコンを使うようになったらいくらグリーンを植えても東京のヒートアイランド化は回復しそうにありませんけど。。。ミラノだってそうとうな都会ですが、なぜか「人が生きる空間」という魅力がそこかしこに残っています。
それにしてもあまり地方都市ではお目にかかれない、キリッとかっこよくスーツを着こなしたビジネスマンの、おーーいーーこと。丁度彼らのランチタイムに中心街を歩いていたので、たわわにそんな方々にお目にかかりました。まったく何の関係も無い私が、なぜか嬉しくなってしまうなんて。きれいな女の人がいると男の人がそわそわするのと同じでしょうね。
そんな方々の出入りが多いなーと思ってお店の上を見ると、「アルマーニ・カッフェ」と『書いてありました。アルマーニグループが一同に入っている「Casa Armani・アルマーニの家」の一部。どおりで。残念ながらすでにランチを終えていたので、次回は!なるべくここに入ってみましょう。
私がいただいたランチで出た、素敵なパン入れの籠。ミラノっぽい!
芸術家やビジネスマンが出入りするBARだったらしく、とても洗練された店内、そしてお料理。安くて美味しい都会の味。あまり甘いものを食べない筆者ですが、ランチセットの値段にはデザートが含まれていました。「デザートは要らないんだけど」と申しましたら、優しい店主は、「じゃ」と言ってワインをもう一杯サービスをしてくれました。こういうユウズウの効いた感覚がイタリアの好きなところのひとつ。東京じゃ、「そうですか。」で、終わっちゃいそうな会話でしょ?
しかもその次の夜はこのBARに飾られているで写真家の個展パーティがあるらしく、「友達を連れておいでよ」と招待券をくれました。すっごく行きたかったのですが、その次の日はすでにピエモンテへ移動の予定が入っていたので断念。ミラノの芸術家のパーティってものにも出てみたかったナ。
久々に都会に出て、イタリアの都会もいいもんだわね~と、ヤスヤスとおのぼりさん気分になってしまった筆者でした。
それではまた~