オリーヴオイルを追いかけて:イタリアで、エッ?
2007-12-20T17:29:43+09:00
luna-e-sole
イタリアのオリーヴオイル、 生産者のお話
Excite Blog
ガレージでチョコフェスタ?
http://lunaesole.exblog.jp/6968096/
2007-12-20T00:51:00+09:00
2007-12-20T17:29:43+09:00
2007-12-20T00:51:04+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
と電話をくれました。
彼女によると、知り合いのチョコラテリーア(チョコレート屋さん)が、ガレージで開く一日だけのフェスタらしい、、、という
聞いただけでは、すぐさま理解できない感じのフェスタなのでありました。
とりあえず、面白そうなので連れて行ってもらいますと
そこは、なつかしのBorgo Ognisanti通り。
私の住んでいた地域のすぐそばです。なつかし~。よく通っていましたから~。
そこにガレージがありました。
私の住んでいた頃もあったガレージです。主にレンタカー屋さんが使っているのだと思います。でも、入ったことはありませんでした。
ガレージでチョコレート?と半信半疑な我々でしたが、入り口にポスターが貼ってあるのを発見@@
12月2日16:00~19:30 チョコレートのフェスタ!試食有!と書いてあります。
たくさんの人が出てきて、半信半疑の我々の目の前を通っています。小さな子もいます。風船を持っていたりします。
そっか、やっぱり本当だったのね。
入ってみました。
やっぱり、ガレージ
でも、左を見ると
たくさんの人が座っておしゃべりしています。
ちょっと薄めのチョコドリンクがサービスされこんなプレートがたくさん置いてありました。甘いものを食べない私は一皿全部はいただけなかったけど、皆さんは、2皿3皿いただきながら、おしゃべりに花を咲かせていました。
Yossyの知り合いもやってきて、可愛い坊やを連れていました。ベビーカーに乗っていますが、これは仮の姿で!?歩いたり走ったり、風船を蹴ってサッカーモドキの動きをしながらはしゃいでいました^^
そこへ、ワン様もやって来て
人間様だけではなく、ワン様たちもなにやら情報交換しているようで。
チョコレートが主体、というよりも、地域の人たちのおしゃべりの場、としての様相が濃~いフェスタでしたが、なんだか和やかで楽しかったです。空気も思ったほど汚れた感じはしませんでした。
まだ、疑っている人にはホラ
ここがガレージって、わかってもらえましたでしょうか?
フィレンツェのとっても珍しい「チョコレート・フェスタ」レポートでした。
ではまた~
「イタリアって、やっぱり発想が違う」って改めて思った方、ここをポチッと!
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1700年から
http://lunaesole.exblog.jp/6322087/
2007-08-21T22:20:00+09:00
2007-08-24T16:16:53+09:00
2007-08-21T22:18:25+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
ジャグアでお迎え、って所から、なんだか雰囲気違うな~、って思っていましたら、お家はなんと1700年代から続いているのだとか。
既に300年~~~。
オリーヴの樹が2000年にも驚いちゃいましたが、この家族も。。。
(女性の方は、家族ではなく、ここの農業担当者。普通の畑の人とは着ている服もかなり違います)
要するに、貴族なんです、この土地の。
兄弟は3人。皆スイスの高校をで出て、その後違う国で大学を出ています。
因みに写真の彼は、スイスで大学まで出ています。
南の果てのイタリアから世界を見ている人たちがいるというのは、失礼ですがなんだか驚きましたが、よ~く考えると!東の果てのわが国から、こんな南のイタリアまで来ちゃうっていうのも、彼らにとっては驚きだったかも。。。
それにしても、醸し出される雰囲気が違うのは当たり前で、妙に納得しました。
ホテルも用意してくれたのですが、なんとスィート。
私一人なんですけど。。。
1泊なんですけど。。。
きっと、このホテルとはコネクションがあって、お安くしてくれるのかもしれませんけど。。。(値段は知りません、彼らが払ってくれちゃったからです)
そして、このホテルの働いている人たちがいいんだな、また。
さて、お夕食にまで誘っていただいて。
この人たちはですね、私を適当に一人にして休ませてくれたり、またここぞという時は一緒にいてくれる絶妙のタイミングを持っていました。
イタリア人は時に、私の体力の限界を超えているのを読み取れないで案内しまくる人たちや、一人で食事するのが寂しいとわからない人たちも中にはいるのです。そんな時は、なんだか「ふ~」っていう感じなのですが、
この点このバッローネ家の人々は、満点でした。
さて、夕食に連れて行っていただいた所とは。
普通、プーリアに行ったら、「魚介」って思うじゃないですか!
ところが、この方たちは私をお肉専門店に連れて行って下さったのですよ!
その名も「Pepe Nero」
この地方のアンティパスト。ポルペッティーネ。いわゆる肉団子です。揚げてあります。
そして!
見事なサラーミと生ハムの盛り合わせ。盛り合わせ度が違います。
そのほかいただいたものは、写真に撮れずじまい。
最後は記念撮影。
このお父さんがまたいいんだな。だって、すっごく面白い。ユーモアが飛びぬけて抜群なんです。私、何回吹き出したかわかりません。
息子さんいわく、父は、選択肢が3つあるとすると4つ目をひねり出そうとします。
お料理の注文の際にも、カメリエーレ(ウェイター)さんは、彼のリクエストに応えるのにたいへんそうでした。。。^^
貴族って、センスの良いユーモアを身につけることも大切なのでしょうね。
帰りはホテルまで送っていただいて、お部屋に戻り、『なんだか、とてもいい感じ』という気持ちに。
いったい、これってなんだろう~。よ~く考えていました。
そして、すべては、彼らのおもてなしの為せる業!という結論に。まさしく貴族たる所以?
ステキな300年家族に乾杯!の巻き~
ではまた~
300年もの家族を普通に語れるって!?驚いた方、ここをポチッと。
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水牛のカルパッチョ!
http://lunaesole.exblog.jp/5116197/
2007-02-09T04:33:00+09:00
2007-05-28T16:20:12+09:00
2007-02-09T04:33:52+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
この時期、イタリアへのオーダーや春のイヴェントの打ち合わせやら何やらで、なんだかものすごく忙しい。時間の使い方も下手なのだろうけど。。。毎度反省しても直らない。。。
イタリアに電話するのが夜中の2時。電話の最後の挨拶に「ボナノッテ!(おやすみなさい)」というと、たいていのイタリア人は初めはとてもびっくりする。「まだ君、事務所にいるの?」
だんだん慣れてくると、「もはや君は夜中も事務所にいるのがあたりまえだからね」等と言われてしまう。いっつも、そ~じゃないけど。。。そう言い訳をするが、意外といつも事務所にいるじゃない、私。働き者なのか、かなりの仕事好きなのか。同じかぁ。
そうそう、カンパーニアの続きだったっけ。
私を案内してくれたカンパーニア州のオリーヴオイル生産者アントニーノが、「夜は、君をレストランに連れて行ってあげるから」と気軽に言ったので、私も「ウン」と気軽に答えた。
ところが、そのレストランというのが、かなり離れた場所でして。
イタリアでは、まぁ、よくある話なのですけど。
何度も経験済みの筆者ですが、彼らにとって75~100km離れているレストランに食事に行く、という行為は、そんなにたいしたことではないんですよね、これが。
私は乗り物が苦手なので、道中に「山道グルグル」がある場合、とても憂鬱です。
カンパーニアでは、「山道グルグル」は、避けては通れない必然的な要素。
行き着くまでに、わが動物的感で察したとおり、たいへんな目にあいました。
けれども、そこは、後々行って良かったな、と思う場所でもあったのです!
名前は「Marenna'」。
カンパーニアではとても有名なあるワインメーカーがカンティーナ(ワイン貯蔵庫)を兼ねて作った近代建築レストラン。
最近イタリア地方のお金持ちワインメーカーは、ど田舎に近代建築のカンティーナを作るのが流行っているようです。(帰りのアリタリアの機内誌「ULISSE」になんとこのレストランの記事が載っていて、知りました。「私ここにいったんですけど!」と近所の席の人に知らせたくてうずうずでしたが、さすがに止めました。)
まず、アントニーノが住んでいる山の町を降りて、高速に乗ること1時間半。
真っ暗なま~っ暗な、電燈がどこにも無い、うねうね山道を延々上って。
『こんなところに人がいるのかいな?』と思わせるギリギリまでやってきて、車は止まりました。
突然目の前のスペースに、車が駐車しているではありませんか。それも何台も。
途中の曲がり角などで、なにやらゴニョゴニョ呟いてはいましたが、ナビも無く、道に迷わないで、ここに着けたアントニーノには、やけに関心してしまいました。
車を降りると、真っ暗な闇に浮かぶシンプルな電飾。(わが国の電飾と大違い!)
錆び色のいかつい大きな鉄の扉には、インターフォン。
これで予約やアポの確認が取れていないと入れてくれません。
ここだけ、携帯でとったので画像が悪いのをお許し下さい。
庭や階段が見えますが、なんだか真っ暗でちょっと全体を把握するのは難しく。
こんなに人里離れたところに、こんな近代建築が!!!まるでアマゾンのジャングルの中で忽然と現れる近代都市!さながら。たとえが悪いですかね。
階段を昇ると、まず目を引くディスプレイ。
これって鉄瓶?コレクション?
テーブルは、すっきりとしたモダンなつくり。
イタリアではとても珍しい、ガラス張りのキッチンが目に飛び込んできました。
この夜は、お任せコース。
ワインも基本的にはお任せでしたが、最初は、カンパーニアのワインで私が好きなグレコ・ディ・トゥーフォを出していただきました\^^/へへ。
まずは:
ものすごく美味しいふわふわのスープ(卵でできていて、オリーヴオイルとナッツとチョコの粉がかかっていました)。
お次が、今日のお題!
ブッファラ(水牛)のカルパッチョ、きのこ添え。
ちょっと温かなのですが、生の状態を保っている。絶妙の温度バランス。
お肉は驚くほどとろっとしていて口で溶ける感じ。
グリルきのこが香ばしい。やっぱりきのこが好き。
この一皿で、このレストランに来た意味を判らせてくれたような、そんな一皿。
しかしこの後もつづく!
レンズ豆のスープ。栗とフォアグラとサルシッチャ入り。大好きのオンパレードでごっきげん。
やっとプリモに到~着。
トリュフ入りラヴィオリ。美味しかったけど、私はこの詰めものがしてあるパスタがちと苦手。
セコンドに到~着。
ストラコット。もうお腹いっぱいなんですけど。。。。。!!!!!
この頃ワインはアリアニコ(ロッソ)。
ストラコットとは、相性○。
20歳とは思えない物知りのソムリエ兼カメリエーレが選んでくれました。このワイナリーは学校も経営していて、彼はこの学校出た優秀な若者なのだそうです。どおりで。
普通20歳でここまで何でも知っているって、驚きますよ。かなり訓練されているのでしょうね。
なんて思っていたら、チ~ズ。
地元のものを選んで切ってもらいました。
もう、何も入らないですから、と言う前に、この20歳の若者が我々をカンティーナ見学に行きませんか?と誘ってくれた。
気軽に考えてついて行ったら、これがこれがドッシェ~。
深くて深くて、ひろ~いのです。
食後のいい運動になりました。
この近代建築の設計は、なんと日本人。
名前を聞きましたら、「イカル・モーリ」と言われました。
?。
きっと、ひかる・森さんだな、と思いましたが、建築に詳しくない私は男の方だと思っていました。
ところがところが、森さんは女性だったのです!
ミラノで活躍の新進気鋭の建築家だったのです。
彼女の活動の詳細はこちら。
日本女性がこんなに素晴らしい活躍をしている現実に嬉しいやら、自分に渇を入れるやら。
自分が作ったわけでもないのに、そこにいる人たちがみな、日本人である私に注目したのが鼻高々でした。
カンティーナ見学から戻ると
カフェ&チョコ&クッキーが待っていてくれました。
ここまではいただけました。
これで終わりか、って思うじゃないですか、皆さん。普通は。
イタリアは、ここで易々と帰してはくれませんでした。
は~い、デザートで~す。
さすがに、甘い物が苦手な私はこれをパス!それでも限界でございました。
一緒に行ったほかの3人は、堂々たる王道イタリア人。最後までペロッ。
「いいなぁ、この人たち」って妙に関心して。
一緒にいた他の二人は、アントニーノの友人、一人はイタリア・オリーヴオイル・テイスティング界では相当偉い方と、もう一人はオリーヴオイル製造機械の制作会社の人で、会食の途中でオリーヴオイルのパネルテストになった時は、ドキドキものでした。
そうそう、ここのシェフ、パオロ・バッラーレさん。ローマの有名ホテルのシェフ兼任で、行ったり来たりなのだそうですが、この山の中からローマまで行ったり来たりとはやはり相当の体力の持ち主なのでしょう。
一緒に写真撮っちゃいました。
ちょっとミーハー。
このMarenna’(マレンナ)についての詳しい記事はこちら。
全部イタリア語&英語なのですがご勘弁。
あ~、長くなっちゃいましたけど、お付き合いくださってありがとうございました。
次回はもっとコンパクトにまとめまーす。
ではまた~
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勘弁して~!
http://lunaesole.exblog.jp/3919376/
2006-08-02T12:01:00+09:00
2006-08-03T14:52:24+09:00
2006-08-02T12:01:35+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
いままでいろ~んなことが起きたけど、今回は「勘弁して~!」状態です。
だって、「荷物が無くなっちゃった」って連絡、2件。
そりゃぁないでしょう???
今回はイタリア5地方、5社から5パレットをミラノに集めてそこから船の待つ港へ搬送、そういう手はずでした。この集荷、出港パターンはけっこう多い。
最初は、プーリアのシッパー(生産者)と「荷物が送られてこない、連絡が取れない、取れない」攻撃。私はこのシッパーとメールでも電話でも散々話しているのに。シッパーさんは、もう○月○日に出したよ。との返事。しかも現地の輸送会社からの受け取り証明FAXも送ってきた。この会社とは5年以上お仕事していますが、こんな出来事は初めて。結局、このパレットは見つかって、というか何の問題もなくミラノに着いていました。「なんで?」
そうこうしている内に、今度はウンブリアのシッパー(生産者)からTEL。「YUKIKO、信じられないお知らせだよ。」沈んだ彼のその声に「何事?」と聞いておりますと
なんと、P輸送会社から「荷物紛失」との連絡が入ったとのこと。
「マッジィー」ありえない。6年この仕事してるけど、荷物無くなったなんて!一度もない!!!
おかしい、今回、変すぎる。
日本の担当者にも連絡。かなり慌てた様子。何度も何度も言い訳っぽい連絡が入る。
「それで、私の荷物は???」
数日後、「もしかすると大阪行きの船に間違って乗せてしまったかも」との答え。
待ってよ、その船いつ着くの?寄港する港でコンテナ開けて調べられないの?
「途中の港でコンテナを開けることは禁じられています。」(確かに貿易法で習ったような。。。)
もし、開けられたとしてもそこで紛失する可能性がさらに高まる、そんなお話でした。
「そうかもしれない。」と、妙に納得。
じゃ、大阪に船が着くまで黙って待ってろ?ってことなのかしら。と訊ねますと「申し訳ございませんが、そうなります」ですって。はぁ~。
8月の何日かに着くらしいけど、知ってます?もし、パレットが見つからなかったら、再オーダー、保険は誰が払うのどうするのって、貿易って本当にたいへ~ん!
しかも、イタリアの8月はぜ~んぶお休み。再配送は、果たしていつに?
考えると、とってもコワ~イ。納涼だわ。
他の4パレットは、別の船でやって来て、通関だの、国内輸送だの、倉庫の手続きだのぜ~~~んぶ2倍、2倍。(もちろん、大阪に着いたなら、そちらはP輸送会社にお願いしますけどね!)手間は2倍、2倍。
予定はめっちゃくちゃです。
はぁ~。
美味しければ、苦あり。
人生いろいろ。
ではまた~
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ミラノなぞのペンギン
http://lunaesole.exblog.jp/3367800/
2006-05-05T18:29:00+09:00
2006-05-05T18:30:12+09:00
2006-05-05T18:29:00+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
なんだこりゃ?でした。
真っ赤な大きなピングイーノ(ペンギン)が列をなして、中を浮いていました。
場所はカドルナ駅の裏手の方です。
映画「皇帝ペンギン」の宣伝か何かかなぁと思いましたが、いまだ不明。
どなたかご存知ですか?
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真っ白なミラノから
http://lunaesole.exblog.jp/2648553/
2006-02-02T19:29:39+09:00
2006-03-13T19:32:40+09:00
2006-02-02T19:29:38+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
マルペンサ・エクスプレス(成田エクスプレスのうような空港からミラノ市内までの電車)は遅れに遅れ、待っていても埒が明かないと、予定変更。
かろうじてバスに乗り込めたものの、ミラノまでの高速道路が大渋滞。1mずつしか動かない!
乗客皆「今日はもう帰りつかない」 「明日の朝になりそう」 「いつになるかわからない」の電話を家にしまくり バスの中はくらーい雰囲気。
すると、後ろの方の乗客が運転席まで出てきて「引き返すことはできないのか?」という無謀な質問。私もそれができたらいいのに、と心の中で叫びましたが、運転手さんの答えは当然NO。
車内が暖かいのがありがたかったですが、もしかしてこのまま高速ノロノロでガス欠になったりしないよねぇ?とこれまた暗い予想してしまったり。
それでも、ウトウト眠っていましたら、急にスースー動いて、1時間で着くところ2時間半かかったものの無事到着。
予想以上に早く着いたので、帰ってマンマか奥さんのパスタが食べられると思ったのでしょうか、クモの子を散らしたようにものすごいスピードで停留所から人がいなくなっていました。
次の日のドゥオーモ。
ドゥオーモ前の広場。
住宅街の中。
どこも真っ白。
2日間降り続けて、結局80cmも積もったんです。
次の日は、街中大混乱。
仕事でどうしても出なければならなかったので出向きましたが
交通も当然麻痺してしまって。
寒さに凍えて待つトラム(市内電車)は1時間来ない。
トラムには暖房が無い。
帰ってあったかなお風呂に入りましたが、時既に遅し。
あがってからの部屋も寒いので風邪ひいちゃいました。
抗生物質を持っていたので1日で何とか立ち直りましたが。。。
ロングブーツを履いていたのがせめてもの救いでした。
歩道には、夜間に凍って滑らないように大量の塩がまかれていました。
私の到着した次の日はマルペンサも閉鎖されたために、皆ローマに送られてしまったとか。
私はまだ運が良かったのでしょう。
20年ぶりの大雪に出合えた私はまたとない経験をさせてもらってFortunata!(幸運)ということで。
告知: 3月9日(金)、日伊協会・青山教室で「オリーヴオイルセミナー」をすることになりました。詳しくは→ ルナ・エ・ソーレのサイトで。
いつも応援ありがとうございま~す!]]>
インドのイチジク?
http://lunaesole.exblog.jp/1846220/
2005-11-13T23:51:09+09:00
2005-12-14T00:45:36+09:00
2005-11-13T23:49:03+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
ちょっとシチリアの話題。
珍しい美味しい宝の山シチリア。オリーヴオイル、ワインなど有名なものからお菓子、魚介類など様々な美味しさに溢れています。
その中でも、日本では、というよりシチリアやカラブリア、プーリア等の南イタリア以外では、あまり口にされない食材、フィーキ・ディンディアは、美味しいというより、珍しい存在。
Fichi d’Indiaと書きます。インドのイチジク?何だと思います?
こんなサボテンなんです。
花の付いた部分を、果物のようにいただきます。
もちろん、とげを抜いて、皮を剥いていただくものなんですが、口の中では、私たちが普段食べている果物とはまったく違った、大混乱の感触。
なぜってそれは、果肉よりも多いと思われる種、のせい。
それも、半端じゃない種の数なんですよ!
一番初めに口したのは、たしか3年前。シラクーサのトラットリアで勧められていただきました。
よくあるように、「デザートはどうする?」と聞かれたので、素直に(深く考えずに)「果物が良いかな」と答えてしまった私。
時期は11月。浅はかなことを。果物なんて限られたものしかない、そんな時期だったのに。。。
選択肢は、「冷凍パイナップル」と「フィーキ・ディンディア」のみ。
私にとって未知の食べ物「フィーキ・ディンディア」。
「美味しいの?」との質問には、もちろん「美味しいよ~」と安易な、よくある、イタリアっぽい答え。私の質問も悪い(反省)。
寒空の下で「冷凍パイナップル」はかなり選びにくかったので、自然と初めての味、「フィーキ・ディンデイア」を選択する羽目に。
かじってみると、それが、この果物のどこを食べるの?というくらい種ばっかり。
そして、あわあわした口から種を出そうと、もがいている私に気づいた店主が飛んできて、種も一緒に食べるんだよ。とのアドヴァイス。「えっ、この種食べるの?かなり硬いんだけど。」と申しますと、「種はかんじゃいけない、飲み込むんだよ」
え~、飲めない飲めない、そんな簡単にこんなごろごろしたもの、こんなにたくさん。
もう、目がシロクロ。
2個あったフィーキ・ディンディア、1個は残ってしまいました。
シチリアの異文化ぶりをまざまざと体験した?ことになったのでしょうか?
このときの、口の中の感触があまりにも強烈で、以後2年間何が起きても一切口にしたことがなかった食べ物。
2回目はトラパニのオリーヴオイル生産者のご家庭でご馳走になっている時、また出てきてしまったんです。このフィーキ・ディンディアちゃん。
奥さんは、ニコニコしながら、テーブルでこの強烈な果物を剥いてくれました。
「これって種ごと食べるのよね?」という私の質問に
「そうよ、こうやって」。そこにいた家族全員、むしゃむしゃとこの強烈な果物を美味しそうにほおばり始めました。さすがみんな、シチリア生まれ。まったく普通の食後の風景。
そんな中で手を出さないわけにいかず、私も、ひとつ、手にとって、かじっては見たものの。やっぱりゴッロゴロの種。口の中は大騒ぎ。
でも、今回出していただいたのは、甘味があって、果物としての味は美味しい。
その甘味を味方につけて、ゴックンゴックン種を飲み込む。
やれば出来るじゃな~い。心の中でそう言っていましたが、
それでも飲み込むたびに、目がシロクロしていたのが、バレなかったかヒヤヒヤでした。
今回は、奇抜さより美味しさを感じられた、フィーキ・ディンディア。
ちょっとだけ、シチリアチックになれた一瞬。
この果物、食べたことあるひとはたぶん皆同じ感触を持ったんじゃないでしょうか?
シチリア行ったら、試してください、ゼヒ。
来週、皆さんにおススメしちゃおうっかなぁ。
ではまた~
ただいまブログランキングに参加中、けっこうのぼってきましたよ!
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またまた、バス
http://lunaesole.exblog.jp/327029/
2005-07-28T19:01:08+09:00
2006-03-13T19:33:07+09:00
2005-07-28T18:59:29+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
いつも訪問するフィレンツェ郊外の会社へ行ったときのこと。
駅そば発9:20分。この時刻は、驚いたことに5年前に私が通勤で使っていた頃と変わっていませんでした。乗る前に行き先の確認をしました。「Gigli(ジリ)方面に行きたいんだけど?」「このバスでOKですよ」 まずまずの出足。しゅっぱーつ。すると、あれれれ、出発直後からルートが変わっていました。へー、今はこんな道を通っていくんだぁ。まだまだ気持ちに余裕があったので社外の景色を眺めながら、どこを通っていくのかな?などとぼんやりした感じ(まだしっかり目覚めていない)。途中から見慣れた景色になり、「ははーん、ここを通って行く訳ね」などどフィレンツェで運転したわけでもないのにドライヴァー気分。今フィレンツェ近郊は信号機による渋滞を軽減するため、交差点をロータリー化しようと工事中の場所が多くって。どこもかしこも工事中で渋滞軽減のための渋滞状態。ルートもおのずとクルクル迂回になっていました。
羊毛産業が盛んなPrato(プラート)。通勤にはこんな景色も
事件はこのGigli(ジリ)という巨大ショッピング・センターを過ぎて起こりました。私は乗る前に「ジリ方面に行きたい」と申しましたら「これでOKですよ」という答えだったのでかなり安心していたのです。目的の会社はバス停からすぐのところにあるのでとても便利、でした。(なぜか過去形)
ところが、なんと、Gigliを過ぎて、もう少しでその会社前の停留所に着くと思ったら、あれれれれ?急に右折。「どっ、どこ行くの???。」「迂回よ迂回。またもとに戻るのよ」などど勝手な妄想を抱きつつ窓の景色を眺めれば、お目当ての会社の裏手をどんどん走って、みるみるちっちゃくなって行くのが見えました。うっひょ~。やられた~。ちょっと待って~~~。でも、すぐ降りたとしてもここじゃ今自分がどこにいるのか説明さえつかないようなヘンピな場所。降りたとしても電話して説明できそうにありませんでした。どうしよう、ドキドキ。最初の頃の余裕の気持ちはすっかりなくなっていました。目安になる建物があるところで降りましょう。と思っていましたら、けっこう先まで乗っていく羽目に。すると、ありました。すごく大きなBanca Toscana(バンカ・トスカーナ)銀行。「ここだ!」降りてすぐに担当者エリザベッタに電話しました。携帯持ってて本当に助かるイタリア出張。何度助けられたか知れません。バス・ルート変更の事情を話して、今いる通りの名前と目の前にある巨大な銀行のことを言いました。エリザベッタはプラートのことが判らないので、パトリツィアに代わるからと、プラート出身の女の子が出てきました。彼女に場所を告げるとすぐに私がどこにいるのか理解してくれて。ほっ。しばらくそのあたりをぶらぶらしていましたら、見つけてくれました。
一件落着。
やっぱり何かが起こるイタリアのバス。
今日の一言: バスが迂回した~!と思っても焦ってすぐに降りては、自分がどこにいるのか説明の仕様がありません。判りやすい目印の建物があるところで降りましょう!
ではまた~]]>
Italo-Cinese (イタロ・チネーゼ)
http://lunaesole.exblog.jp/93341/
2005-07-01T18:54:28+09:00
2005-08-07T15:49:00+09:00
2005-07-01T18:52:56+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
同時多発テロ以来、主要駅以外での手荷物預りシステムが無くなってしまったイタリア。ピアチェンツァ駅もそのひとつ。例によって大きな重たいスーツケースを持った私は駅でボーゼン。「この荷物、どうしよう?」街まではタクシーで10分くらい。とにかく街まで行って見よっか、ということで中心街へ。ところがインフォメーションもホテルも荷物を預かることはNO!仕方なく街中をスーツケースと共に移動。教会も貴族のお屋敷もみーんなコブ(スーツケースのこと)付。
ピアチェンツァ市内で見つけた可愛いサルメリーア(サラミやハムの専門店)
あまりに重たいコブちゃんと一緒だったので、そろそろ引き上げようと、街の中心からタクシーに電話すると、「さっきの日本人の女の子?」というではありませんか。行きに乗ったタッシスタ(ドライヴァー)だったのです。私がピアチェンツァで美味しいものは何?としきりに質問していたのでよく覚えていたのでしょう。到着するなり「Destino(デスティーノ)運命!」などとイタリア人らしく大げさな振りで現れました。「駅に戻るの?それとも昼食にするの?」と聞かれ「私たち電車の時間があるから、すご~く残念だけど」と駅までお願い。「駅周辺はあまり美味しいところがないんだよ、ピアチェンツァは」。と残念そうなタッシスタ。「駅横のビルに入っているファスト・フードっぽいものが一番早く食べられるよ」、とアドバイスしてくれました。内心、他にも食べるところぐらいあるはずだよねぇ、などど思いながら窓の外を眺めていると、駅のすぐそばに「Trattoria(トラットリア)」の看板が見えるじゃありませんか。おじさん適当なこと言っちゃって!トラットリアあるじゃない。。。と心の中でつぶやき、タクシーを降りて、そのトラットリアの方へ行って見ました。すると看板に「Italo-Cineseイタロ・チネーゼ」と書いてあるのです。いたろ・ちねーぜ???別の言い方をすれば、イタリアン・チャイニーズ。それってどうゆーこと?イタリア料理と中華料理を両方出すっていうの~~~?そんな変な取り合わせ、イタリアでは初めて。ミラノあたりではチネーゼ・ジャッポネーゼの組み合わせはあるけど、それなら日本食と中華で近いっちゃちかいでしょう?理解の範囲でしょう?でも、イタリアンと中華ってホテルのバイキングじゃないんだから。春巻き、ショーロンポーとサルーミ・ミスティ(ハムの盛り合わせ)みたいなのが一緒に出てくるって事?それとも、もしかして「八宝菜のあんかけスパゲッティ」みたいなものが出てくるのでしょうかぁぁ?想像を超えた味の世界。それもイタリアで。とほほほほ。ごめんなさい、おじさんの言ったとおりね。
仕方なく私たちは駅の横のファスト・フードで我慢することに。するとどうでしょう。このファスト・フードの看板にも「イタロ・チネーゼ」って書いてあったんです!ピアチェンツァってどーゆートコ?要するに中国人がやっているレストランで、中華だけだとイタリア人が来ないからイタリア料理も出しているって、想像するとそんな感じでしょうか。駅前の土地、中国人に買われちゃったんですね、きっと。ピアチェンツァは観光地ではないので、他の国の人だってあんまり来ないでしょうから、中華料理だけだと食べる人少ないのかも。
私は何気なくかばんの中の電車のチケットを取り出して時間を見ました。
13:50発と思っていた電車はなぜか16:53発だったのです。がっが~~~ん。時間あるじゃなーい。妹はすごく怒ってもいましたが、このどちらも選びたくない二者択一の食事から解放されるという気持ちからでしょうか、即決で「街に戻ろう!」と言ったのです。タクシー乗り場に行きました。何台か待っている一番前のタクシーは車をほったらかして、運転席には誰もいませんでした。のんびりしている~。「お客さんだよ~」と他のタッシスタが目の前のBARに呼びにいきますと、出てきたのが先ほどのタッシスタ。「Destino!(デスティーノ)」今度は私がそう叫びました。はーっははは、「私ね、電車の時間間違えてたの、おじさんが言っていた美味しいお店に連れて行って!」おじさんは二つ返事で連れて行ってくれました。ピアチェンツァの中心街のもう少し奥に入った路地にあるトラットリア。イタロ・チネーゼと書いていない正真正銘の地元民のイタリアンでした!残念ながら、お目当てのピアチェンツァ名物は無かったけれどもタッシスタの行きつけらしく、強面の、でもすごくやさしいオーナーがいろいろと美味しいものを出してくれました。やっぱりサルーミ類(サラミや生ハム)は最高に美味しかったし、ブロード(ブイヨン仕立て)のトルテッリもここは美味しかった(というのは、ハズレが多い料理なので)。もうそろそろたらふく食べ終わって、タクシー頼もうかと思っていましたら、やってきましたさっきのタッシスタ。近くを通ったから寄ってみたんだよ、だって。私たちが食べ終わる頃を見計らってきたんだと思うけど、ま、いいか。
結局このおじさんのタクシー1日で計4回乗ったことになりました。
ピアチェンツァって小さい街だけど、そんなに小さくも無いんですよ(判りにくいですね!)。判りやすく言えば、タクシーは1台じゃないってこと。なので、1日に4回同じタッシスタに会うってそうは無いと思います。
「イタロ・チネーゼ」っていうトラットリア。16:92発の電車。ピアチェンツァってミラクルワールド。
特別な街ではないけれど、マニアックな不思議に出会える街です。でも、ピアチェンツァ市民は、すっごく優しい。ミラクルだけど生活は豊か、そんな印象の街でした。
ではまた~
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イタリアのバス事情 その①
http://lunaesole.exblog.jp/59767/
2005-06-26T00:10:04+09:00
2006-03-13T19:33:44+09:00
2005-06-26T00:08:46+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
ということで、メトロポリターナ(地下鉄)が無いフィレンツェの交通は、外の街に行く以外、ほとんどがバス。通勤に使っていたものもちろんバスでした。
1.市内バス(ATAF)とは違って、通勤に使っていたのは中距離バスの(CAP、LAZZI)でしたが、まず、驚くのは切符。1ヶ月の定期券を買ったときのこと。もらったのが普通に乗る切符となんら変わらないその姿だったこと。いつも1回乗ったらすぐに捨てていたあの!切符とまったく同じ様子なんです。よ~く見れば印字してある部分は違うのですが、1ヶ月大切にしておくのも難しいし、毎日チェックする運転手の人もたいへんだな~なんて思いました。
2.ある日の朝会社に行こうと乗っていたバスの中で。
45分もの長い間乗車する毎日。風景を見ながら10分くらいはうつらうつらするのが日課でした。若い男女4人組(おそらく高校生)が乗ってきて、私の斜め後ろに座ったときの話。ある男の子が自分の朝食の話をし始めました。「俺はさ~、カッフェにミルクを入れてパンにはイチゴジャム、ヌテッラは嫌いだから塗らないんだよ、小さい時から。果物は季節によるけど今はオレンジ。」
私はそんな朝の平和な家庭の朝食のお話を聞きながらうとうとしてしまいました。気がついたら15分くらいは違う世界にいたように思います。次に意識がはっきりした時、例の4人組は引き続き大声で話をしていました。朦朧とした意識の中で、自然にその内容もまた耳に入ってきたのです。するとどうでしょう!まだ各家庭の朝食の話をしているんです!!!え~~~、高校生が20分以上も朝の移動の車内で各自の朝食話をしている~!!!朦朧としていた意識は急にはっきりしまして、どんどん彼らの話に耳が吸い寄せられました。朝食抜きの若者がほとんどのうちの国ではありえないことですよね。しかも各人がその家庭の違い、趣向などを延々真剣に語っているわけなのですから。彼らにとってはとても大事な話題のように感じ取れました。日本の学生もこんな風に朝食論議をしてくれたら、とちょっと思ってしまった私です。ずーっとメールしているか、ゲームしているか、漫画読んでいるか、音楽聴いているか。毎日あのラッシュではありえない話なのでしょうかね。周りで聞いていたら、少しは気持ちも和みそうな気もしますが。
3.中距離バスは停留所の間隔が離れているので、規定の停留所で降りると我が家とは『ちょっと離れてしまう』、と感じていたある日。時々停留所以外に降ろしてもらっている人を見かけたので、赤信号で停まったときに、勇気を出して申し出てみました。「ここで降りたいのですが。」するとあっさりOK。降ろしてくれたのです。ものすごく嬉しかったので、丁寧にお礼を言いました。それに味をしめた私は、重たい荷物を持っているような時、多々お願いして降りていました。日本じゃありえませんよね。規定以外の場所で降ろしてもらうなんて。
スーパーで夕食の材料を買い込んで、たくさん荷物を持っていたある日、また赤信号で「ここで降ろしてもらえますか?」と聞きましたら、「ここは駄目」と断られシュンとしていましたら、「家はどっちの方?」と聞かれました。「Via al Pratoの方」と答えますと、「このバスは整備のために車庫に入れるんだよ、途中で降ろしてあげるから、このまま乗っていなさい」との事。うれし~と思ったと同時に、『もしかして変なところに連れていかれないしら?』と怖い気持ちにも。ま、私は運転席の隣に立っていたし、いざとなったら窓からに逃げよう、などど細かいことまであれこれ考えながらおりましたらVia al Pratoに入りました。「私の家はこの近く!ここで降ります、もう近くだし、バスは入れないでしょう?」といいますとあっさり降ろしてくれました。こんな大きなバスを独り占めした気分になって、ニヤニヤ。中距離バスのアッシー君。重た~い荷物もなんだか軽ーく思えてトットコト~とアパートの階段を昇ったある日の思い出。
4.朝薄暗い時間、毎日乗っていたバス停でいつものようにバスを待っていると。10分たっても15分たってもやってこないんです。始発のバス停から3箇所目くらいなのでそんなに遅れてくることは無いはずなのに、『アウティスタ(運転手)が、また朝のカプッチョ飲んでるんだな』などと想像しながら時間を過ごしていましたが、いっこうに来る気配も無いとうんざり顔だったとき、一緒に待っていた3人のうちの一人が急に叫んだのです「マンマミーア!(なんてこったい)」私はすかさず「どうしたんですか?」と訊ねました。「バス停が移動になってる!」え~!!!急にその人が走り始めたので、私ともう一人も何もいわずにその人について走ることに。日頃運動しています!風の男の人で走りは軽やか。私はあまり走ったりしていなかったので、もう心臓が爆発しそうな勢い。もう一人の女性もヘトヘト顔。けれどもここであきらめたら新しいバス停が判らなくなる!という必死の思いで2人とも懸命に彼にについていきました。ゼーゼー。45分間の通勤時間の半分は心臓がこう言っていました。結局大遅刻で会社到着。その日一日頭から離れなかったほどのショーゲキだったので、帰ってから大家さんの奥さん(アメリカ人でイタリア人と結婚している)に話しましたら。「Ben Venuta in Italia!(ようこそイタリアへ)」といわれてしまいました。すでに4ヶ月も住んでいましたが。彼女もイタリアでいろいろな珍事件に遭遇したのでしょう。そう、バス停が急に変更になるなんて、この国じゃ日常茶飯事。その後も何度も痛い目にあいました。これを全部書いていたら何日もかかりそうなので、またの機会に。興奮して話した私なんてまだまだひよっこ、やっとイタリア・スタートラインに立った「おめでたい日」だったわけです。
タクシーも驚くけど、バスだって負けてないぞ~と言いたかった、イタリアの日常の数コマでした。
ではまた~]]>
日常茶飯事
http://lunaesole.exblog.jp/17510/
2005-06-15T19:08:16+09:00
2005-12-14T00:49:44+09:00
2005-06-15T19:03:16+09:00
luna-e-sole
イタリアで、エッ?
もちろん文化も習慣もまったく違った国のことですから当たり前といえば当たり前。
でも、今日はこれは世界的にも当たり前ではない、エッをご紹介します。
これなんだと思います?
この3月にミラノからフィレンツェへの移動途中、立ち寄った「ピアチェンツァ」という駅の時刻掲示板です。ボローニャ行きの電車の時刻なんですが~。
何時に出るの?って思いませんか?
イタリアの電車事情はご存知のようにお世辞にも良いとは言えません。特にここにもあるIR(Interregionale・インターレジョナーレ)やR(Regionle・レジョナーレ)、IC(Intercity・インターシティ)は遅れるのが当たり前。30分40分は当たり前、なのです。ですから、始めのうちは「5分遅れ」と出るのが、「10分遅れ」、ちょっと目を離していると「20分遅れ」など、どんどん勝手に遅れ時間を書き換えていきます。もちろん、アナウンスはありますが。。。
この掲示板は、そうやって書き換えていくうちに、めちゃくちゃになってしまったものと推測されます。(推測です!あくまでも)
最近は仕事での移動がほとんどですから、待ち合わせに遅れないようにするためES(Euro Star・ユーロスター<イタリア人は“エウロスター”と呼びます>)を利用することにしています。ESは30分遅れると料金が戻ってくるシステムなので、Trenitalia・トレニイタリア(イタリアの鉄道会社)もこの電車だけは遅らせないよう必死なのです。それでも、日本の新幹線のようにきちっとした時刻では、まったく運行されていません。
ときどきふと考えるんです。これでもいいのかも?って。これでもイタリアという国は成り立っているし、毎日は日本と同じように廻ってくる。うちの国は、ちょっとやりすぎなんじゃないかな?って。福知山線の事故などが起こると特にそう思います。
この時刻掲示板、もちろん大勢の人が見る場所ではありませんでした。普通に通り過ぎようとして、目に止まり、クギヅケになったのです。私もイタリアでは「え~???」っていうことを何度も経験して、最近はすでに麻痺状態だと思っていましたが、この掲示板には、かつてのもっと驚きに満ちた時代にフィードバック!初心を思い出さされました。初心忘れるべからず。こういうときには使わないのかな?
今日は食べ物の話にはなりませんでしたね。ホホホ。
ではまた~
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